【スクラムバン車中泊旅】桐生を目指して②

焚火人@キリギリス

2025年06月11日 11:40

こんにちは




道の駅『くろほね やまびこ』で朝を迎えました。

昨夜は苦労して作った換気システムが役立ってくれました。

ただ固定方法が甘かったようでこの点は帰ってから対策が必要です。

この日はやっとと言うかいよいよ桐生へ向かいます。



昨日、道の駅に来る時に通った大間々の街並みがかなりレトロな雰囲気が良かったので、出発前に歴史的建造物がないか調べてみました。

ネットでいくつかヒットしたので、その内の1つを適当にナビにセットして出発しました。



到着してみるとこれが大当たり。



『ながめ余興場』という建物で昭和12年に建てられた昔ながらの演芸場で『全国芝居小屋会議』のメンバーの一員でした。



中に入るとまさに演芸場。



去年の春に訪れた熊本の八千代座を思い出します。


ながめ余興場は1996年から2年かけて改修されているので、畳敷きの升席から椅子席になったり、回り舞台が人力から電動になったりしています。


係の人が一緒に歩いて一つ一つ説明してくれます。

舞台では回り舞台も回してくれました。



四畳半の個室の楽屋が全部で4室ありました。



壁にはサインや落書きが多数書かれていました。


こちらは十二畳の大部屋です。





これはトイレで良く見る「吸殻・ガム等を便器に捨てないで下さい」という良く見る貼り紙がタイルに立体文字で焼かれたものです。





全ての窓枠が飾り窓でお洒落でした。





展示コーナーにあったこちらのパンフレット、映画館も兼ねていたようです。



大人100円、勤連・学生80円、小人50円になっています。

「人間の条件(3・4部)」は1959年の映画です、学生時代にオールナイトで1部~6部まで通しで見た記憶があります。

ところで『勤連』って何かご存知の方いましたら教えて下さい。
(勤労青年連合会会員の略あたりかなぁ?と想像しています)




こちらは梅沢清一座の衣装箱。



梅沢清の息子「梅沢富美男」も子供の頃から何度もここの舞台を踏んでいて、衣装も預けたままらしい。




今日はもうどこに行かなくても良いと思うほど大満足でながめ余興場をあとにして、桐生に行こうとすると連れがやけに「わたらせ渓谷鉄道」を推してくる。

珍しいこともあるものだ、鉄分も好きなキリギリスにとって強く反対する理由はありません。

トロッコ列車に乗れないのは残念だけれど普通列車に乗ることにしました。

時間の関係で終点まで行くのは諦めて途中の神戸駅までの往復にしました。








乗り込んだ列車の中で連れが妙なことを言う。

連れ:「湖の上に浮かぶ駅が見たい」

キリギリス:「???、それって大井川鉄道の湖上駅のことでは?」

スマホで検索して湖上駅の写真を見せるとヤッパリ・・・

連れは湖上駅はわたらせ渓谷鉄道にある駅だと勘違いしていたようです。

その内、大井川鉄道にも連れて行かなくてはなりませんね。




神戸駅では乗ってきた列車が長く停車していたので陸橋から写真を撮ることができました。




神戸駅は構内に昔の東武の特急車両を利用したレストランがあることで知られています。




食事する時間はないので駅外で一服しました、味のある駅舎です。





大間々の駅に戻ってきましたが、桐生に行くには中途半端な時間なので大間々の街を探索することにしました。

運良く駅前の案内所で自転車を貸し出しています。

しかも電動アシスト自転車を無料で貸してくれます。



街中の歴史ありそうな酒蔵。




大間々博物館の『コノドント館』



「コノドント」って何?
 → 「体長0.5mm位の歯状微化石」と説明されているけど全然わからない。



蔵のある立派なお屋敷。







奥に蔵が並んででいます。



この蔵の1つがcafeになっていて、先月NHKの『ふるカフェ系 ハルさんの休日』で放送されたらしい。




街の探索が一通り終わり自転車を返却した後でcafeに行ってみました。

cafeの名前は『cafe蔵八』。





リノベーションの方向性が少し我々の趣味と違っていたのが残念でした。




予定では明日もう1日あったのですが、連れに用事ができたのでこのまま帰ることになりました。

結局、桐生には辿り着けませんでしたがまっいいか、その内また行く機会ができるでしょう。

帰りは高速をフルに使って帰りました。



燃費重視で5AGSという珍しいシフトを選んだだけあって無給油で500kmは走れます。

今回の総走行距離は450kmで勿論無給油で往復できました。

明日からまた換気を手直しです。



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